皆さんは「予算が合わない」「スケジュールが合わない」といった理由で、
要件を見送ったが、リリースした後に、やはり重要で急いで追加開発をしよう!!といった状況に陥ったことはありませんか?
今回は、私が実際に経験した内容を元に、基本的な5つの事例をまとめさせていただきます。
①ログインパスワードの表示機能
昨今セキュリティの強化が重要視され、パスワード登録のルールが複雑化しています。ユーザが正しく入力できていないことに気づかず、ログインエラーになる原因がシステム不具合と勘違いされることが多々あります。
この問題は、アプリの低評価レビューに結びつきますので、パスワードの表示/非表示機能は必ず実装してください。
(bravesoftが提供するアプリレビュー通知サービス:Stars(スターズ))
②強制アップデート
新機能を追加したことにより既存ユーザへの影響が発生する場合や重大なバグを改修した際など、必ずアプリをアップデートしてほしいケースのために、「強制アップデート」は重要な機能となります。
特に初期リリースからこの機能を実装していない場合、全ユーザに対して強制アップデートをさせることが永久に難しくなります。
③メンテナンスモード
本番環境へのデプロイ作業中に、ユーザがアクセスするとシステムエラーが発生してしますようなケースもあるかと思います。事前にお知らせなどで告知をしていたとしても、必ず目を通してくれるわけではありません。
システムエラーが起きると、ユーザは大きな不満を抱きます。
そのため現在のアプリ状況が明確にわかる、メンテナンスモードの機能を組み込んでおきましょう。
④プッシュ通知機能
プッシュ通知は、自分たちが構築したサーバーを経由せずに、配信することが可能となります。インフラ障害などでサーバーがダウンしている場合でも、プッシュ通知にて、ユーザに状況などを通知することができます。
プッシュ通知を配信した日と配信しなかった日では、大きくアプリの起動数に変化が起きます。眠っていたユーザを呼び起こし、DAUの増加にもつながるので、とても大切なアプリ運用機能となります。
また、プッシュ通知は過度に送りすぎると通知OFFに変更されてしまうため注意しましょう。
(bravesoftが提供するプッシュ通知ASPサービス:Appvisor Push)
⑤幼児向けコンテンツのiPad対応
スマホ対応のみでリリースした幼児向けコンテンツアプリにて、タブレットに対応していないことへの不満が多くのユーザから声が上がりました。学習教材や動画など、スマホアプリで子供に見せるのではなく、タブレットを利用している家庭が多くなっています。
またタブレットは横向きで利用する傾向が強くあり、UI/UX設計を事前に考慮しておく必要があります。
以上となります。
優先度の選定を間違えると、サービスに大きな影響をもたらします。お客様からの要望で決めるのではなく、弊社から最適な提案ができるよう、今後もノウハウをためていきたいと思います。
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