アジア向け旅行サービス、国ごとの比較

まずはじめに

コロナウイルス感染拡大の今、観光業界は大きな打撃を受けている。観光客激減のため、『鹿が飢えている』『凶暴化している』という噂も出ている(※一般財団法人「奈良の鹿愛護会」がツイートで否定していた)。
しかし、この「厳冬」を乗り越えたら、きっと明るい春はやってくるだろう。そのため、今だからこそ、将来に向けて国ごとの旅行サービスの比較をしようと思う。

なお、このテーマを選んだ理由の99%は自分の趣味によるところが大きいが、旅行の体験をよりよくしたいという一個人の願いでもある。
今回は、今まで使っていた旅行サービス(アプリ、webサイト)からピックアップし、「日本のサービスと中国で流行っているものと何が違うだろう」について少し話をしようと思う。

 

旅行における「よく使うサービス」

旅行と言ったら、大体以下5つのことを中心に計画を立てるだろう。
「ホテル、交通(飛行機/電車/船)、グルメ、スポット、アクセス」は絶対避けられないポイントだと思う。

そこでまずは自分がよく使うサービスをリストアップ:

「Ctrip(携程旅行)」、「Qunar(去哪儿)」、「大衆点評」、「airbnb」、「Priceline」、「agoda」、「booking」、「じゃらんネット」、「楽天トラベル」

(アクセスに関しては一般的な地図サービスまたはスポットの公式サイトで網羅できるかと思うので、ここでは一旦対象から外す。)

 

中国/日本/その他のサービスの特徴

 

『中国』


中国のアプリでは交通・ホテル・ツアー・スポット・グルメから、visa・外貨両替・保険まであらゆるサービスをひとつのアプリに統合したのは1つの特徴である。
言い換えると、そのひとつのアプリで旅行計画を立てられる。代表的なアプリはCtripQunarである。

 Ctripの特徴

   ・国内(中国)海外のホテル予約ができる

   ・飛行機、船、レンタルカーの予約ができる

   ・スポットおすすめや、グルメのおすすめなどが簡単に探せる

   ・付属機能が多い

Ctrip旅行サービスのアプリ画面

 

『日本』


私は日本で一番使われている旅行系アプリーーじゃらんネットはホテル予約がメイン機能になっている。一個人の感想だが、ホテル探しで一番使いやすいアプリだと思う。ただ、海外宿泊の予約はwebしかないので、すこし不便を感じる。(webの海外ホテル予約サービスも2019年で停止した)
また、交通系の予約ができないのも弱みかな(「交通+宿泊」のパックがありますが、別々にしたい場合は不便)

楽天トラベルはじゃらんネットの一部の機能をもっている以外にバス予約の機能もありますが、日本国内の宿泊しか予約できないのも少し不便です。個人的にはデザインから言いますと色鮮やかなじゃらんの方が好きです。一方で、一部の宿泊予約では価格的に優位性があったりしているため、旅行では価格は重要な要素であることからも、サービスとしては甲乙つけがたいと思います。

その他にも色々旅行会社さんがありますが、その中大半はweb運営となっていて、スマホで操作しにくい弱点がある。

日本の旅行ービス、じゃらんネットと楽天トラベルのアプリ画面

『その他』


agoda、Priceline、airbnb、bookingはホテルまたは航空券予約のアプリですが、共通の特徴は「シンプルな機能」、その他の付属機能はほぼなし

 

日本の成長方程式

 

『機能をもっと豊富に』


もちろん海外予約ができればいいと思うのですが、まずは日本国内で頑張れるところから頑張って見た方が確実でしょう。
島々で構成した国であり、新幹線・航空・バス以外に、船の予約を入れたら、ユーザーとしてはすごく便利だと思っている。それに、サービス運営側にとっても集客しやすいと思う。
それにプラス、ホテル・民宿探し、あと目的地のオススメポイントとグルメ情報があれば、楽しい旅の計画は1つのアプリで1つのアプリで完結できる。
特に中国人とかが慣れているアプリはすべてが1つのアプリで完結しているので、ユーザー視点からすると日本のサービスも同じようにできるのが良いと思う。特に自分がなれた操作感や機能は一度慣れてしまうと他に移りにくくなるので、ターゲットを中国など海外ユーザーで考えたときには重要なポイントになると思われます。

プラスアルファ、ユーザーからの投稿機能をいれれば、ユーザー体験はレベルアップするでしょう。

 

『デザインをもっと華やかに』


機能は重要ですが、一目でユーザーに印象を残すのはやはりデザインになる。だれでも美しいものに目を向くし、デザインリニューアルもユーザー体験を改善する1つの方法である。

 

 

特定領域を特化するより、旅行サービスはやはりその広さが重要だと私はずっとそう感じている。色々難点があるが、その願いが叶えるなら日本の旅行業界、いや、日本での旅行体験が昇格になるだろう。

このように、UI/UXといっても国によって異なることもあります。このような調査からデザイン/実装まで弊社では行っておりますので、興味がある方はぜひご連絡ください。

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