AndroidアプリをGoogle Playで公開するためには、アプリそのものを開発するだけでなく、Google Play Console上でさまざまな情報を登録・申告する必要があります。

アプリ名やカテゴリ、説明文、アイコン、スクリーンショットといったストア掲載情報に加え、コンテンツレーティング、対象ユーザー、プライバシーに関する情報、Data safetyなど、アプリの内容に応じて対応すべき項目もあります。

また、Google Playでは公開に関する仕様やポリシーが継続的に更新されています。2026年8月31日以降は、新規アプリやアップデートについてAndroid 16(APIレベル36)以上をターゲットにすることが求められるなど、開発側で事前に確認しておきたい要件もあります。

本記事では、2026年時点のGoogle Play Consoleを前提に、AndroidアプリをGoogle Playへ公開する際に準備しておきたい主な情報を整理します。

2026年版で特に注意したいポイント

特に現在は、以下のような点に注意が必要です。

  • アプリ名は30文字以内
  • ストア掲載用の短い説明は80文字以内
  • 詳細な説明は4,000文字以内
  • プライバシーポリシーに加えてData safetyへの対応が必要
  • コンテンツレーティングの申告が必要
  • ログインが必要なアプリでは、審査用のアクセス情報を準備する必要がある
  • 2026年8月31日以降、新規アプリ・アップデートにはAndroid 16(APIレベル36)以上が必要

Google Playの仕様やポリシーは継続的に変更されるため、公開直前には最新の公式情報も確認しましょう。

Google Playで準備するストア掲載情報

アプリ名(必須)

Google Playでユーザーに表示されるアプリ名です。

アプリの内容がユーザーに伝わりやすく、検索した際にも識別しやすい名称を設定しましょう。

現在のGoogle Playでは、アプリ名は30文字以内で設定する必要があります。

なお、アプリ名やアイコンなどに、ランキングやパフォーマンスを示唆する表現、価格・プロモーション情報などを含めることは認められていません。

公開前に、アプリの内容と名称が一致しているかも確認しておきましょう。

デフォルトの言語(必須)

デフォルトでストアに表示される言語です。
ここで「日本語」を選んだ場合は、英語環境の人がアクセスした場合も「日本語」で表示されます。
デフォルト以外の言語も後から追加することが可能です。

アプリ / ゲーム(必須)

PlayStoreの「アプリ」にカテゴライズされるか、「ゲーム」にカテゴライズされるかの指定になります。

「アプリ」を指定した場合、その中でさらに「イベント」「ツール」などのカテゴリを指定します。
「ゲーム」を指定した場合、その中でさらに「アクション」「アドベンチャー」などのカテゴリを指定します。

この項目は後から変更することが可能です。

カテゴリ(必須)

現在選択できるカテゴリから、アプリの内容に最も適したものを選択します。

無料 / 有料(必須)

アプリそのもののダウンロードが有料か無料かの指定となります。
アプリのダウンロード自体が無料で、アプリ内での追加コンテンツなどの購入が有料の場合でも「無料」となります。
アプリの公開までは編集可能ですが、一度公開した後は無料アプリから有料アプリに変更することはできませんので、ご注意ください。

短い説明(必須)

Google Playのアプリ詳細ページで、ユーザーが最初に目にする短い説明文です。
アプリの特徴や、ユーザーにとってのメリットを簡潔に伝えられる文章を設定しましょう。

80文字以内で設定します。

単にキーワードを並べるのではなく、「このアプリで何ができるのか」が短時間で伝わる内容にすることが重要です。

詳細な説明(必須)

ストアのアプリページで、詳細を開いた際に表示されるアプリの説明です。
簡単な説明では書ききれなかったアプリの説明をここに書きます。
4000文字以内で設定しましょう。

アプリのアイコン(必須)

ストアで表示されるアプリのアイコンです。
ユーザの目に止まりやすいものにすると良いです。
自動的に角丸や、ドロップシャドウがつくようになりました。

詳細は下記ページを参照してください。
https://developer.android.com/google-play/resources/icon-design-specifications

フィーチャーグラフィック(必須)

Google Play上でアプリを訴求するためのストア掲載素材です。
「アプリの内容がひと目で分かる」かつ「興味を引きそうなもの」にすると良いです。

フォーマットは下記になります。

  • JPEG、またはアルファチャンネルなしの24ビットPNG形式
  • サイズは1024×500px

スクリーンショット(必須)

スクリーンショットと言ってもアプリの画面をそのまま載せる必要はありません(むしろ手を加えるべきです)。
文章による説明よりも画像の説明のほうがわかりやすいので、アプリを説明するような画像にしましょう。
最低でも2つ必要で、下記のフォーマットにしてください。

  • JPEG、またはPNG形式でアルファチャンネルはなし
  • 1辺の最小の長さは320pxで、1辺の最大の長さは3840px
  • アスペクト比:16:9または9:16
  • 枚数は2~8
  • 1枚あたりの最大ファイルサイズ:8MB

スマホ版、7インチタブレット版、10インチタブレット版のいずれかのスクリーンショットが必須となります。
どれか1つでも入力すれば他の項目は必須ではなくなります。

プレビュー動画

設定するとヘッダー画像の上に再生ボタンが設置され、そこをタップすることで動画が再生されるようになります。

YouTubeの動画のURLを設定してください。

タグ

アプリのコンテンツや機能を示すタグを追加できます。
タグはストアでアプリが表示される場所や比較対象の類似アプリのグループに影響することがあります。
自分でタグを入力するのではなく、元々用意されているタグから選択する形となります。

メールアドレス(必須)

ストアで表示される開発者のメールアドレスです。

電話番号

ストアで表示される開発者の電話番号です。

ウェブサイト

ストアで表示される開発者のページのURLです。

Google Playで申告・対応する情報

コンテンツレーティング(必須)

表示される質問に答えていくとアプリのレーティングが設定されます。

正直に答えましょう。

対象ユーザー(必須)

アプリの対象年齢を指定するものとなります。

13歳未満を対象年齢に含む場合、ファミリーポリシーにも準拠する必要があります。

広告の有無(必須)

アプリに広告が含まれているかどうかを申告するものです。
以下のどちらかを選択してください。

広告が含まれている場合、「はい、このアプリには広告が含まれています」
広告が含まれていない場合、「いいえ、このアプリには広告は含まれていません」

プライバシーポリシー

アプリで取得・利用するユーザーデータについて説明するプライバシーポリシーを準備します。

Google Playでは、プライバシーポリシーの掲載に加えて、アプリがユーザーデータをどのように収集・共有・利用するかを申告する「Data safety」への対応も必要です。

Data safetyでは、アプリ本体だけでなく、利用しているSDKや外部サービスなども含めて、データの取り扱いを確認する必要があります。

そのため、公開申請の直前に準備するのではなく、開発段階から以下の内容を整理しておくことをおすすめします。

  • どのようなユーザーデータを取得するか
  • データを何の目的で利用するか
  • 第三者への共有があるか
  • 利用しているSDKや外部サービスがどのようなデータを扱うか
  • データの削除や管理に関する対応

プライバシーポリシーとData safetyの申告内容に矛盾がないよう、公開前に両方を確認しましょう。

審査用のアクセス情報(必須)

アプリの一部またはすべての機能を利用するためにログインが必要な場合は、Google Playの審査担当者がアプリを確認できるよう、必要なアクセス情報を準備しておきます。

たとえば、以下のような情報が必要になる場合があります。

  • デモ用アカウントのID
  • パスワード
  • ログイン方法
  • QRコードなどのアクセスに必要な情報
  • 特定の機能を確認するための手順

審査担当者がアプリの主要機能を確認できない状態になっていると、審査に影響する可能性があります。

ログインが必要なアプリでは、公開申請前に「第三者が初見でもアプリを確認できる状態になっているか」をチェックしておきましょう。

Androidアプリ開発側で確認したい技術要件

Target APIレベル

AndroidアプリをGoogle Playで公開・更新する場合は、Google Playが定めるTarget APIレベルの要件にも注意が必要です。

2026年8月31日以降、新規アプリとアプリのアップデートにはAndroid 16(APIレベル36)以上をターゲットにすることが求められています。

また、既存アプリについても、Google Playでの公開状態を維持するために必要なTarget APIレベルが定められています。

Target APIの要件は毎年更新されるため、アプリの申請時には、Google Play ConsoleだけでなくGoogle Play公式の最新要件も確認しましょう。

Google Play公開前のチェックリスト

最後に、AndroidアプリをGoogle Playへ公開する前に確認しておきたい項目をまとめます。

ストア掲載情報

  • アプリ名を設定した
  • デフォルト言語を設定した
  • アプリ/ゲームの区分を確認した
  • カテゴリを設定した
  • 短い説明を設定した
  • 詳細な説明を設定した
  • アプリアイコンを準備した
  • フィーチャーグラフィックを準備した
  • スクリーンショットを準備した
  • 必要に応じて動画を設定した

ポリシー・申告

  • コンテンツレーティングを申告した
  • 対象ユーザーとコンテンツを設定した
  • プライバシーポリシーを準備した
  • Data safetyを申告した
  • アプリの内容に応じた各種ポリシーを確認した

審査・技術面

  • ログインが必要な場合、審査用アカウントを準備した
  • 審査担当者が主要機能を確認できる状態にした
  • Target APIレベルが最新の要件を満たしている
  • ストア掲載情報と実際のアプリの内容に相違がないか確認した

Google Playの仕様やポリシーは変更される可能性があるため、公開直前には必ず最新の公式情報を確認しましょう。