本日のGrowth by CaseStudyは2022年10月にbravesoftでフルリニューアルさせていただきました、名古屋市に本社を置く民放4局(東海テレビ様・中京テレビ様・CBCテレビ様・テレビ愛知様)が共同で運営する動画配信プラットフォームアプリ「Locipo(ロキポ)」につきまして、担当者様にインタビューさせて頂きました。

Locipoアプリは既に、名古屋地方では知らない方がいない有名アプリとなっており、毎月相当数のダウンロード数、視聴数、MAUなどを記録しておりますが、現状に満足せず、更なるユーザーの利便性向上や地域涵養に向けてのアップデート・リニューアルを検討し、この度bravesoftにリニューアルのお話をいただきました。    

 

 

Locipo(ロキポ)

 

Locipo(ロキポ) アプリ紹介

 

 クライアント  東海テレビ様・中京テレビ様・CBCテレビ様・テレビ愛知様
 iOS  https://apps.apple.com/jp/app/id1129036148
 Android  https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.ctv.chuun&hl=ja&gl=US
 アップデート実施日  2022年10月13日

インタビュイー

 

 

 

名古屋エリアを盛り上げていくために民放4局が集結

ー 本日はお忙しい中お時間いただき、誠にありがとうございます。本日はLocipoアプリに関してお話を色々とお伺いしたいのですが、まず2020年3月のアプリリリースに関して、どのような経緯でLocipoアプリは誕生したのでしょうか?

ご担当者様「元々、中京テレビが“Chuun”という動画配信アプリを運用していたのですが、名古屋という地域を盛り上げていくために各社が集まり、国内で初めてローカル局が共同で運営するLocipoというアプリの開発プロジェクトがスタートしました」

ー 当初、”このようなアプリを作りたい”というような思いはありましたか?

ご担当者様「元々は”TVerの名古屋版を作りたい”というコンセプトがありましたが、やはり“地域密着”を実現していきたいと考えておりました」

ー Locipo(ロキポ)というアプリ名には、どのような意味があるのでしょうか?

ご担当者様「ラテン語でローカル(地域)を意味する”Loci”と、英語で入口を意味する”portal”を掛け合わせた造語として命名しました」

ー 発音しやすく、覚えやすい名前と思います。そしてそんなLocipoアプリがリリースされた2020年3月でしたが、この頃リリースしたLocipoはどのようなサービスだったのでしょうか?

ご担当者様「2020年3月にリリースしたタイミングでは、配信のプラットフォームに加えて見逃し配信をメインで行なっておりました」

ー Locipoの売りはどのような内容だったのでしょうか?

ご担当者様「民放4局が集めた地域情報動画、ニュース、タウン情報などの配信を行なっておりました。スポーツなどでは基本的には”決勝戦”や”全国大会”などしか放映しないのですが、地区予選とかを観ることができたりするのはLocipoの利点と思っております。他にも災害情報などをライブ配信できたりするのも特徴ですね。そして他の機能では、配信プラットフォームには無い、“どこ行く?(現:ロケマップ)”機能を搭載しました」

ー ロケマップ機能とは、どのような特徴を持つ機能なのでしょうか?

ご担当者様「飲食店様などにおいては、“TVで紹介された”ということは今でも大きな価値となっております。アプリのロケマップを表示すると、各局の番組で紹介したお店が動画と共に地図上に表示されて、お店に関心を高めてもらうことが期待できます」

ー まさにTV局と地域密着を実現する素晴らしい機能と思います。そんなLocipoアプリですが、リリース後の反響はいかがだったのでしょうか?

ご担当者様「ご存知の通り、リリースされた2020年3月は全国的にコロナとなってしまい・・・外出、外食を自粛せざるをえなくなり、ロケマップ機能を十分に告知することができませんでした。一方で、愛知県などの自治体のコロナ情報のニュース速報などを視聴するために、アプリ自体のダウンロードが増えていきました」

ー Locipoアプリをリリースして、これまでと変わったことなどはありましたでしょうか?

ご担当者様「Locipoアプリを運営する我々4社がより団結できたと思っております。我々4社はTV放送において、良い意味で切磋琢磨するライバルなのですが、Locipoがきっかけで、“ライバルだけどもローカル局は力を合わせて色々とやっていこう”と思うことができたのは非常に大きかったですね」  

 

TV番組をアプリにするだけではなく、その人に最適なUI/UXの提供

ー そうして運用を続けた上で、2022年にLocipoアプリのリニューアルの打診を弊社bravesoftに頂きましたが、リニューアルのきっかけはどのような理由だったのでしょうか?

ご担当者様「これまでネイティブで開発していたアプリを、クロスプラットフォームに作り替えたいと思ったのが理由です。その上でUI/UXの見直しを行いたく、リニューアルという運びとなりました」

ー その上で多くの開発会社様をお探ししたと思うのですが、どのような理由で弊社にお声がけ頂けたのでしょうか?

ご担当者様「我々がベンチマークとしていたTVerを開発した実績があるという点は大きかったですね。あとはその上でもコスト面でも他社様と比較して安かったことも一因です」

ー 今回はフルリニューアルとのことで、要件定義・設計・デザインを一から考え直しましたが、弊社bravesoftと仕事を進めていかがでしたでしょうか?

ご担当者様「我々4社が横並びとなっており、色々と無理を承知でリクエストしたりもしていたのですが、真摯に対応してくれている点は非常に良かったですね。現在も助かっております」

ー 嬉しいご意見、ありがとうございます。掘り下げてお聞きしたいのですが、UIに関しましてはイメージ通りの内容となりましたでしょうか?

ご担当者様「リニューアル前のUIはやりたいことを実現できなかったのですが、今回リニューアル後に“その人に合った番組を並べる”という、TVではなくアプリならではの見せ方ができるようになり、満足しております」

ー ありがとうございます。そうして2022年10月にリリースとなりましたが、リリース後の反響はいかがでしたでしょうか。

ご担当者様「まだまだ道半ばであり、アプリ開発にゴールはありません。これまでのLocipoに思い入れがあったファンの方々からは”前のUIの方が良かった”などの意見もいただいておりましたが、そうした意見が少しずつ少なくなってきております。これからのアプリ普及施策をもっと考えていきたいですね。」

ー そうですね、是非弊社のグロース担当メンバーと一緒に考えさせていただければと思います。  

   

 

アプリがあることで”良い体験ができた”というUXの提供

ー 今後の展望をお聞かせいただけますでしょうか?

ご担当者様「ロケマップ機能をもっと強化していきたいですね。例えばPUSH機能などと連携させて、ダウンロードユーザーがその地点を通った際にメッセージを送ったり、ユーザーのニーズに沿った形の機能を作っていきたいですね」

PUSH通知はユーザー体験に大きく影響する機能ですので面白い取り組みですね!また、Locipoアプリの存在で、名古屋エリア以外もローカル番組を見ることが可能となりますが、それらの県外などの視聴者からはどのような効果を期待しておりますか?

ご担当者様「名古屋エリアの魅力を伝えて、名古屋に訪れる方にもご利用いただけるような状態を目指したいと思っています。それがこのアプリを開発した際に掲げた目標である“地域密着”にも繋がるとも思っております」

ー 今後のLocipoアプリの目標などはありますか?

ご担当者様「情報源として日々使っていただきながら、地域の方々に馴染むようなものを具現化していきたいと思っておりますし、アプリがあることで良い体験ができたなどと言った付加価値を提供し、地域に馴染んだサービスを作っていきたいですね」

ー 是非、引き続き色々とご協力させていただければと思います。それでは本日はありがとうございました!  

 

 

 

 

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二代目編集長