以前ユーザーアンケートとはどういったものであるか簡単な概要を説明しましたが、今回はアンケートの実践部分について詳しく紹介したいと思います。
前回の記事はこちら→ユーザーアンケートについて vol.1
- 被験者の設定
- 項目の作成
- アンケート実施
- フィードバック
被験者の設定
まずアンケートを実施する対象者を設定していきます。それは基本的にアプリの制作時にペルソナとして立てている人物像があるので、そういった人物のことを指しています。
例えば、弊社アプリのHONNEでは10〜20代の女性をメインターゲットとしているので、女子中高生に実施しています。
特にHONNEでは直接アプリ内で既存ユーザーに取るといったこともしているのでより精度の高いアンケートを実施することができています。
項目の作成
被験者の設定を行うと、その後はアプリやユーザーに適した内容の設問を作成していきます。
大きく3つの分野で設定しています。
1つ目は、基本的なベースの項目で、
- ・アイコンがわかりやすいものであったか
- ・カラーや配色の視認性
などがあります。
2つ目は、ユーザーに特定の動作を行ってもらいそれに伴う体験についての項目で、
・あなたがHONNE投稿をしたい時、アプリを起動し投稿するまでの動作はスムーズに行えましたか
というような質問です。
3つ目は、企画やサービスに関する項目で、
-
- ・今後もこのサービスを使っていきたいと感じたか
- ・競合アプリと比較して競争力のあるものであるか
などがあります。
項目は上記のようなものですが、言い回しや判断基準やなども被験者に合わせて変更しています。
アンケート実施
アンケートの実施は制作前のアプリではprottを使っています。既存アプリでは実機がありますが制作段階で行うことも多いのでプロトタイプで、制作途中のもので体験してもらっています。
実施方法は、事前に座談会を開き、操作の説明を行いprottで操作をしてもらっています。
フィードバック
実際アンケートを実施した後は、結果を数値で分析し蓄積しています。
カテゴリや項目ごとに出た問題点をまとめ、整理を行っています。そして、それらを元に改善しいくことでリリースまでにより良いものを提供できるよう努めています。
リリースまでに数回このフローを繰り返しています。
まとめ
現状ではペルソナや既存ユーザー以外にも社内でも制作に関わっていない人に対し、別にアンケートを作成し実施しています。
一般ユーザーとは異なり制作面での問題点をそこから導き出し、制作者が陥りがちな先入観にとらわれないようにしています。
また、アンケート結果を元に比較や検証を行い提案時にクライアントにも共有できることで信頼を得ることができています。
今後もさらにブラッシュアップしたアンケートを実施していきたいと思います!
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